ある中年看護助手と保護犬の婚活生活

我が家に来たときから直腸末期癌の高齢保護犬と、ずーっと派遣で事務職と医療事務、看護助手をやっていたが正職員の看護助手になって、今度は無謀にも45歳で婚活を始めた話。

A.B.C-Zに救われた話

私はA.B.C-Zを愛している。

突然何だ?と思われるかもしれないが、真実だから仕方ない。
長瀬くんが作詞作曲をし始めてからのTOKIOは好きだったが、基本的にジャニーズに思い入れはない。

そんな私がA.B.C-Zという、あまり露出のない彼らを知ったのは今と同じ無職が原因だった。
と、いうのも働いていると観られない時間である18時にやっている少年倶楽部という番組が出会いだからだ。
(※今は始まる時間が遅くなりました)
無職だった私はテレビをダラダラ見ながら、番組表を眺めた。
……すごいタイトルの番組やな
今はマヒしてしまったが、少年倶楽部って、ゴールデンに放送できる番組?と思いつつ見てみることにした。

その日はたまたま季節毎のスペシャルだったらしく、司会に二人の男性、周りにたくさんの男の子がいた。

チャンネル合わせて五分も経たない内に、私は猛烈な勢いでツイッターに文字を打ち込み始めた。

あの司会の子は誰?!
色白い顔の長い方!(すごい失礼)

幸い、私のTLにはジャニーズに詳しい子が数人いて、即座に河合くんだよ!と答えが来た。
そしてジャニオタあるあるで、これとこれとこれをチェックして!というリストが多数送られてくる。

その後のことは覚えていない。
そう、私はA.B.C-Zが歌うのを観るより前に、河合くんにハマったのだ。
そしてアマゾン発注で翌日持ってきてくれるというサービスすら待てない、と判断して翌朝一番に渋谷まで飛んでいって、最近のものから貪るように買って帰った。
(アマゾンじゃ、何時に持ってきてくれるか解らないもどかしさがね、あるんですよ。我慢出来ないのよ!最短で手に入れたいのよ!)

最初に観たのは花言葉という、当時最新のDVDシングルだった。

はっきり言って、もうこの一枚で沼に落ちた、いや、天国へ召された。
花屋の河合くん…!から始まって息も絶え絶え観ていたが、歌と踊りますが、本当に素晴らしく何回も何回も繰り返した。
もう河合くんだけじゃなかった。
すげぇー!
このグループすげぇー!
TOKIOの競馬のCM以来の驚きだった。

それが確か3月だったと思うが、花言葉の最後にらいあのお知らせがあったので、即座に調べてファンクラブがないことを知り、詳しい友人に色々訊いた。それまで私はジャニーズの仕組みを全く知らなかったのだ。

それから今までのライブからオーストラリア旅、過去のシングル、毎日毎日観ていた。
そしてその年のライブ、舞台を全身に浴びて、私は今に至る。


翌年、5月に13年一緒にいた犬が突然死んだ。
仕事している時以外は犬の最期しか思い出せず、かなりヤバい状態だった。
しかしその後すぐに、その年のA.B.C-Zのツアー日程と申込みが発表された。
「そうだ…犬がいないからいくらでも遠征出来る…いや、むしろしないと!」
私は九州と広島以外、全て行くことにした。有給全てを費やし(仕事は私本位で進めるものだったので問題なしだった)、慣れないチケット交換をしたり、本当に犬を忘れるためにも、という気持ちで予定を詰めまくった。

そしてツアーが始まった。
あんなに飛び回った夏は初めてだった。仙台、大阪は日帰り出来ると解った(笑)
そして、このツアーのアンコールでいつも歌う曲が私を長い長い暗闇から救ってくれた。

サポーターズ

ツアーの最初の方は何の歌か解らなかった。まさか音源のない、過去の舞台の曲をコンサートで歌うなんて想像してなかったのだ。
しかし、三回も聴けば大体覚えられる。そして歌詞が画面に出るので内容も解る。
その歌が私に染み渡った時、私は号泣しながら歌っていた。
ようやく、私は犬のあの最期の瞬間を受け入れることが出来た気がした。
今でも思い出して泣くときがあるが、今は今いる犬に全力で向かい合っている。それは、あの夏が、歌があったからだ。

ちなみにコンサートやシングルを観る度に、私は一つの確信を得た。
五関様は天才だ。振り付けの。踊りの。
(ちなみに作曲の転載は長瀬くんだと思ってます)

五関様のことについて語り出すと、多分夜が明けるので止めておくが…
河合くんから入って、今はA.B.C-Zの全部が好きだと思うようになった。や、花言葉を観た瞬間からA.B.C-Z全部が好きなんだ。
そしてそのおかげで、私は最大の哀しみを乗り越えることが出来、今も大好きなA.B.C-Zのおかげで毎日が楽しい。


ん?
何の話をしようとしてたんだ?
忘れちゃったけど、私にとってA.B.C-Zはなくてはならない、大事な大事なグループだと伝わればいいや。
歌って踊っている彼らが一番好きなんだ。
今年の夏は何もすることがない。
A.B.C-Zに出会う前の夏は、一体何をしてたのだろう…